ターゲットプレーヤーを明確に捉えた重心設計
重心距離、重心深度、重心高さ、慣性モーメントに至るまで、つまりボールの上がりやすさ、つかまりやすさ、
ミスヒットへの寛容性などNEW「TB-5 FORGED('25)」は前作をあえて精度よく維持することが絶対ポリシーなのです。
より洗練されるべき性能とは
打感をはじめとしたフィーリングそのもの。
フォーティーンが考える軟鉄鍛造アイアンの価値観は、打感をメインとした卓越したフィーリング要素にあると考えます。単一素材鍛造構造がプレーヤーに伝える打感のピュアさは複合系構造では到底及ぶことはできません。
打感の良さはナイスショット時に得られる爽快感だけでなく、ミスした時に明らかな打感の差(良悪)をフィードバックできる性能に真価があるのです。
NEW「TB-5 FORGED」が歩んだ確実な進化は、打感をはじめとしたフィーリングそのもの。
軟鉄鍛造が持つピュアな打感の良さはアマチュアゴルファーにとって上達を促します。
良いショットを打った時は最高の打感を。
それなりのショットにはそれなりの打感を。
打感の進化=シアターブレードの進化
単一素材の軟鉄鍛造アイアンにおいて打感をやわらかく仕上げるためには、打点エリアの肉厚化が開発テーマとなります。
シアターブレード構造の大きなメリットは機能(重心性能)を変化させずに意図した箇所へと肉厚を自在に変化させていけること。トゥヒールへのシアター(曲面)部エリアを小さくさせ、打点に近いソールへの曲面部のボリュームアップに肉厚を費やしました。
もう一つ、とくに「TB-5 FORGED」として大切なのはベテランプレーヤーの美学に応えるデザイン性であること。よりマッスルバックに近い感覚の“鉄感”や“厚み感”をデザインのテーマとして開発しています。
あらゆるライに対応できるユニバーサルソール
ユニバーサルソールはやさしさのウェッジ「DJシリーズ」でアベレージゴルファーの使い勝手をテーマとして
万能性を追求して編み出したのがルーツです。あらゆるヘッドの入射角に対応できるソールは前作「TB-5 FORGED('21)」でアイアン用として改良、実戦的やさしさに大いに貢献する大切な機能の一部です。
「TB-5 FORGED('25)」ではさらにラウンド形状を緻密に洗練させてあらゆるライに対応できる抜けの良さを兼ね備えています。
狼の皮を被った羊
シアターブレードを改良する際の肉厚調整の過程ではトップブレードの厚みやネックの見え方など、さらにベテランプレーヤーが構えやすいヘッド形状へとブラッシュアップ。
ヘッドサイズに変更はありませんが、ほどよくシャープさを感じつつストレート感をより意識できるセミグース形状へと進化を遂げました。
最大級のやさしさに精悍な面構えの「TB-5FORGED('25)」はまさに“狼の皮を被った羊”です。
ヘッド材 | S20C(軟鉄鍛造) |
仕上げ | ニッケルクロムメッキ・サテン仕上げ |
番手 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW |
ロフト角(°) | 23 | 26 | 30 | 34 | 38 | 42 |
ライ角(°) | 61 | 61.5 | 62.0 | 62.5 | 63.0 | 63.5 |
標準クラブ長さ(インチ) | 38.5 | 38.0 | 37.5 | 37.0 | 36.5 | 36.0 |
標準装着グリップ | FOCHラバーM60R(TYPE4) BL無し |
クラブ重量(g) | FS-90i (S) | 395 | 401 | 407 | 414 | 421 | 429 |
FS-90i (R) | 392 | 398 | 404 | 411 | 418 | 426 |
FT-70i | 375 | 382 | 389 | 396 | 403 | 410 |
バランス | FS-90i (S) | D0 | D0 | D0 | D0.5 | D0.5 | D1 |
FS-90i (R) | C9.5 | C9.5 | C9.5 | D0 | D0 | D0.5 |
FT-70i | C9.5 | C9.5 | C9.5 | C9.5 | C9.5 | D0 |
※上記スペックは設計値です。